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2024-11-23 15:40:00

マッサマンカレーのお話

おかげさまでカフェアヤムは、20周年を迎えることができました。

ありがとうございます!

20周年のスペシャルメニューは「タイカレーテイスティングセットです」。

エビのグリーンカレー、カボチャのレッドカレー、マッサマンカレー、3種類のタイカレーを一度にお楽しみいただけます♪

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3種類の内、マッサマンカレーはカフェアヤム初登場のタイカレーです。

CNNの情報サイトで「世界一おいしい料理」に選ばれたこともあり、よく知られるようになってきました。

ただ、以前はタイでも結構マイナーな料理だったと思います。

マッサマンカレーのマッサマンとはイスラム教徒の意味で、マッサマンカレーを食べるならハラルフード(イスラムの戒律に則った料理)のレストランへ行かないと、という感じです。

グリーンカレーのように、いつでもどこでも食べらる料理ではありませんでした。

 

最近は(特にバンコクは)、マレーシアやインドネシアからタイへ移り住んだ人や観光客も多いので、ハラルフードレストランも増えています。

話題になったことでマッサマンカレーをメニューにのせているタイ料理レストランも増えました。

しかしそういったレストランはそれほど多くない頃、マッサマンカレーを食べるために、出しているお店を探して行きました。


はじめてマッサンカレーを食べたのは、バンコクの旧市街にあるお店でした。

チャオプラヤー川の近くにある古いタウンハウス(棟割り長屋)を改装したかわいいお店で、1階がキッチンとちょっとしたイートインスペース、2階がメインの客席になっていました。(ちなみにエアコンは2階だけ)

中に入ると、イスラム圏料理独得のスパイスの香りがして、「おーなんか外国にいるみたい」と思いました。

タイにいるのだから外国なんですけど、なにか「タイの中にある、さらなる外国」という感じです。

 

1階にあるショーケースには、マッサマンカレーをはじめ様々な料理がバットに入れられ並んでいました。

全てハラルフードなので、具は鶏肉や牛肉、魚などです。豚肉料理はありません。

(ちなみにカフェアヤムのマッサマンカレーは鶏肉です)

当時は正直、どれがどんな料理かよくわかりませんでしたので(全部茶色ですし)、とりあえずお目当てのマッサマンカレーを注文。

出てきたマッサマンカレーには鶏肉がごろんと入っていました。

(グリーンカレーやレッドカレーの具は、一口大に小さく切ってあることが多いです)

そして一口食べると、

「甘い」

マッサマンカレーは甘いとは聞いてましたが、本当に甘い。

カレー、しかもタイカレーなのに甘いというなんとも不思議な体験でした。

 

今回、あらためてマッサンカレーを作って思ったのは、実は日本人にはとても取っ付きやすいカレーなのではないか、ということ。

具は鶏肉、じゃがいも、玉ねぎ、と日本のカレーでもお馴染みのもの。

甘いと言えば、日本のあの有名なカレーにも「リンゴとハチミツ」が入っています。

色々共通点がありますよね。

 

タイカレーだけど、ちょっとタイカレーっぽくないタイカレー。

そんなマッサマンカレーを、みなさまもぜひお試しくださいませ。

 

マッサマンカレーが食べられる「タイカレーテイスティングセット」は、12月3日(火)までの期間限定メニューです。

 

そういえば、マッサマンカレーを食べたあの店はまだあるのかな?とグーグルマップで検索してみたらまだありました。

今度バンコクへ行ったらまた行ってみようかな。